ご挨拶

当科は、昭和44年に設立された、我が国でも最も歴史の長い膠原病内科学講座です。
約30名の日本リウマチ学会専門医や日本リウマチ財団登録医をはじめとした約55名の医局員が、外来・病棟での診療ならびに研究に従事しております。



当院は、高度医療、先進医療を提供する病院として、他の医療機関と相互連携を図り、診療を行う厚生労働省に認定された「特定機能病院」です。
受診にあたっては、紹介状(診療情報提供書)が必要です。 (前回の受診日から6ヶ月以上経過した方を含む)

患者さんの紹介

当科は、昭和44年に設立された、我が国でも最も歴史の長い膠原病内科学講座です。約30名の日本リウマチ学会専門医や日本リウマチ財団登録医をはじめとした約55名の医局員が、外来・病棟での診療ならびに研究に従事しております。
膠原病が疑われる症例、専門的な検査が必要な症例、確定診断、治療方針に関する検討が必要と思われるときなど随時、紹介を受けております。お手数とは存じますが、経過、検査結果などを記載いただいた紹介状を作成していただければ幸いです。
 
患者さんご自身でご予約いただく場合
先生方にご予約いただく場合

対象疾患

当科で診療する主な疾患
(疾患名をクリックすると、医療従事者向けの説明がご覧になれます)

 
上記は当科で診療をしている代表的な疾患です。
 
※上記以外の疾患についてもお気軽にご相談ください。
※膠原病は全身に病変がおよぶことが多く、専門的な検査や治療が必要な場合は他科も受診していただく場合もございます。

診療体制について

外来における診療体制

外来受付は、月曜日から土曜日の午前、午後(但し土曜の午後は再診のみ)に行っており、初診や紹介の患者さんも常時受け付けております。外来患者数は、初診が月に約110名、再診が約3,900名です。
患者さんの待ち時間緩和のため、専門外来をもうけておりますが、外来の全ての医師があらゆる膠原病疾患を診療致しますので、気兼ねなくご紹介ください。
また、関節超音波検査などの新しい検査や、免疫抑制剤、生物学的製剤などを用いた新しい治療法を積極的に取り入れております。関節リウマチに適応のあるLCAP(エルキャップ)療法などの血漿交換療法は、本邦では最も多い施行件数となっております。

病棟における診療体制

当科の年間入院患者数は、750名を超えます。入院診療は、グループ体制で行っており、グループ長が主治医となり日々の診療をそのグループに属する担当医が行います。膠原病の病変は全身にわたることが多く、疾患に特徴的な症状が出現しないことも見受けられます。特に発症早期の方は診断の確定や治療方針を決めるため、数多くの専門的な検査を受けていただくことが必要となります。
このため患者さんの検査結果、治療はグループ内での検討、更には、教授回診や症例検討会で綿密に話し合い、さまざまな医師の意見を取り入れ、慎重に判断するようにしております。

転入院のご依頼に際してのお願い

ご紹介当日の緊急入院は病床の関係でお受けできない場合がございますので、転院のご依頼に関しましては、地域医療連携室を通じてご相談いただければ幸いに存じます。緊急のご用件は病棟医長、あるいは当科救急応答医にご連絡ください。

お願い事項

膠原病は、全身に症状が及ぶことが多く、更に経過が長期にわたる場合があります。このため、詳細な問診や、さまざまな検査が必要となります。当科では予約制の外来を行っておりますが(一部、担当医を除く)、患者さんの状態などによって診療に要する時間が異なりますので、予約時間通りに診療が開始出来ないことがあります。
膠原病の診断・治療は、経過が非常に重要です。特に、初診の方は、紹介状や前医での検査結果などは、重要な参考資料となりますので、出来る限りご持参くださるようお願い申し上げます。

検査入院について

当科では以下の一週間または二週間の期間を決めた、膠原病評価入院を行っております。原則として、外来を受診していただいてからの入院予約となります。関節リウマチを初めとした各種膠原病の臓器病変評価、診断確定、治療内容検討に有用ですので、外来通院で全身精査が困難な場合などにご検討ください。
現時点では、女性の患者さんのみを対象とさせていただいております。また、入院病床は4人室となります。ご予約状況により、お待たせする場合がございますので、あらかじめご了承ください。