センター長

順天堂大学医学部附属順天堂医院/小児医療センターのセンター長を令和7年4月1日から拝命いたしました小児外科学講座/主任教授の宮野剛と申します。本センターは、小児科および小児外科を中心に、脳神経外科、心臓血管外科、眼科、形成外科、整形外科、耳鼻咽喉頭頚科などの小児の外科系診療科や皮膚科、さらには小児専門看護師、理学療法士、臨床心理士、管理栄養士、薬剤師などが連携して、基本的には15歳以下の小児の病気を各々の科の知識や技術、更には経験などを結集して治療に当たっていくために開設された都内有数の子供のための医療センターです。
その特徴としては、①小児における全領域、全ての疾患を診療することができる ②特に小児消化器および新生児疾患の診療は都内随一 ③本邦で最も多くの手術(頚部/胸部/腹部/泌尿生殖器)を経験する小児外科を有する ④一般小児外科以外の重症疾患を扱う外科系(脳神経外科・心臓血管外科・眼科・形成外科・整形外科・耳鼻咽喉頭頸科)も充実している ⑤成人領域へのトランジションが自然に行われている ⑥周産期センターとの連携が充実している などが挙げられます。
さらに順天堂医院1号館10階のフロアに開設される本センターでは、アメニティーを重視し、ゆとりあるフロアに2か所のプレイルームを設置し、病棟保育士や子ども療養支援士、遊びや勉強のボランティア(まほうのランプ)、音楽療法士などが入院した子ども達の心配や苦痛を和らげるための活動を協力しながら行っています。また児童精神を専門とする医師や臨床心理士が、子ども達やそのご家族の皆さんのこころの問題にも十分に配慮するためのサポートを積極的に行っています。
本センターはさまざまな病気の子ども達やそのご家族に高度で安全、かつ優しい医療を提供できる世界に誇る小児医療センターであると確信しております。

副センター長

小児医療センター副センター長の小児科・思春期科の工藤孝広です。
当センターは、大学病院だからこそ行える高水準・高品質な医療を小児科・思春期科並びに各外科系診療科との連携を強固に保ちつつ、コメディカルスタッフにより入院や精査・手術を必要とする小児およびそのご家族の支援に貢献させて頂いております。
「順天堂に来て良かった、安心した」と感じられる有益で安全な医療を、こども中心の医療を、こども達の健やかな成長のために、職員一同、チーム医療に重きを置いた、笑顔あふれるセンターを運営してまいります。

担当医師

センター長小児外科・小児泌尿生殖器外科 主任教授
宮野 剛
副センター長
小児科・思春期科 先任准教授
工藤 孝広
小児科・思春期科
准教授
田久保 憲行
小児外科・小児泌尿生殖器外科
准教授
石井 惇也
心臓血管外科
准教授
中西 啓介
眼科
准教授
根岸 貴志
脳神経外科
助手
阪本 浩一朗
形成外科
准教授
千田 大貴
耳鼻咽頭・頭頸科
准教授
安齋 崇
皮膚科
准教授
吉原 渚
整形外科
准教授
窪田 大介

コメディカル紹介


心理社会的状況に応じて、お子さんやご家族を多職種で重層的に支援しております。
また、毎週月曜には心理社会的支援カンファレンス、毎週水曜日には小児科こころの発達グループ医師と心理職がケースカンファレンスを行っています。
kome-01
kome-02
保育士:日常の中でのコミュニケーション・社会性を育む関わり、あそびをおこなっていきす。
心理士:入院治療によるストレスや傷つきが和らぐような心理的サポートを行います。
子ども療養支援職(子ども療養支援士・チャイルド・ライフ・スペシャリスト):子どもたちが本来持つ力を発揮しながら、安心して検査、処置、手術を受けられるようにお手伝いします。
ほか、患者看護相談室看護師、地域連携室ソーシャルワーカーもカンファレンスに参加しています。
小児科こころの発達グループ医師:チーム医療の中で必要に応じて入院中に診察、診察、心理療法などを行い外来での診療につなげます。

チームでサポートして参りますのでお気軽にお声掛けください。