新生児・栄養

当院は地域周産期母子医療センターとしてNICU6床を含む28床の新生児病床を備え、早産児や疾患を持つ新生児の先進管理を行っております。当科では早産児の栄養管理に重点をおき、胎児発育に近似した成長の維持と発達予後の向上を目的として、生後早期より経腸栄養と経静脈栄養を併用するearly aggressive nutritionを導入しております。当科と小児外科、産婦人科とは常に連携をとっており、合同カンファレンス(毎週開催)では今後出生する症例の管理・治療方針の検討を、周産期カンファレンス(毎月開催)では重症症例についてのケースプレゼンテーションやミニレクチャーを行っております。また、脂質栄養や人工乳改良、早産児の成長・発達予後等に関する臨床研究を継続して行っております。
当院および順天堂大学附属静岡病院、浦安病院、練馬病院は日本周産期・新生児医学会新生児専門医の研修施設です。
脂質代謝についての臨床・基礎研究、人工乳改良についての臨床試験、Developmental Origins of Health and Disease (DOHaD)についての臨床・基礎研究などを継続的に行っています。 また、当院の栄養サポートチーム(nutrition support team:NST)メンバーとして、成人を含めた栄養管理における中心的役割を担っています。
スタッフ
東海林宏道 菅沼広樹 寒竹正人(練馬病院) 岩崎友弘(練馬病院)
西﨑直人(浦安病院)
谷本愛子(浦安病院)
佐藤洋明(静岡病院)
大川夏紀(静岡病院)
池田奈帆(静岡病院) 




消化器

近年、小児領域でも内視鏡検査が普及し、慢性消化管疾患の正確な診断と治療が重要なトピックとなっています。当グループでは、上部・大腸内視鏡に加え、小腸カプセル内視鏡や小腸ダブルバルーン内視鏡を導入しており、小児においても全腸管の精査と治療が可能です。さらに超音波検査を併用することで、身体への負担を抑えつつ、腹腔内のより詳細な評価と的確な診断を追求しています。当科の大きな柱の一つが、国内で増加している潰瘍性大腸炎やクローン病などの炎症性腸疾患(IBD)診療です。私たちは学会の治療指針作成に携わり、常に最先端の免疫学的・栄養学的知見に基づいた治療を提供しており、その症例数は他施設を圧倒しています。また、新薬の治験も多数実施しており、心理的介入を含めた多角的なケアを実践しています。そのほか、胃食道逆流症や慢性下痢、ピロリ菌感染症、さらには新生児乳児消化管アレルギーや過敏性腸症候群に対しても、最新のガイドラインや臨床研究に基づいた専門的なアプローチを行っています。
私たちのグループ員は、順天堂医院をはじめ国内の主要な小児医療・研究機関で高度な臨床スキルを習得したエキスパート集団です。日々の診療では、お子様一人ひとりの健やかな成長を第一に考え、多職種と連携したきめ細やかなサポートを心がけています。また、多くの医師が大学院で病態解明に向けた研究に従事し、その成果を次世代の医療へと繋げるべく邁進しています。若手医師の教育にも力を入れており、臨床と研究の両面から小児消化器病学の発展に寄与することで、慢性疾患に悩む子どもたちとそのご家族に最善の医療を届けることを目指しています。

スタッフ
工藤孝広 神保圭佑
新井喜康 永田万純
清水俊明(特任教授)
大塚宜一(客員教授)
宮田恵理(練馬病院)
柏木項介(練馬病院)
青木香央里(浦安病院)




肝胆膵

当グループは、小児の肝臓・胆道・膵臓疾患に加え、骨疾患を専門とする診療グループです。
肝胆道疾患領域では、新生児・乳児期早期に発症する胆汁うっ滞性肝疾患(アラジール症候群、シトリン欠損症、進行性家族性肝内胆汁うっ滞症など)から、幼児期から学童期にみられる肝疾患(ウイルス性肝炎、ウィルソン病、原発性硬化性胆管炎、脂肪性肝炎など)まで、幅広く診療しています。小児期発症肝疾患レジストリ研究(CIRCLe)の基幹病院として、遺伝子パネル検査や胆汁酸分析などの専門検査を活用し、診断精度向上に取り組んでいます。アラジール症候群や進行性家族性肝内胆汁うっ滞症に対しては、胆汁酸トランスポーター阻害薬などの新規治療を導入しています。肝線維化が進行した患者さまに対しては、移植外科と連携し、脳死または生体肝移植への橋渡しを行うとともに、長期予後とQOLを重視した診療を実践しています。また、B型肝炎およびC型肝炎の小児患者に対しては、抗ウイルス治療を行い、将来的な合併症、特に肝がんの発症予防を目指しています。
膵疾患については、急性・慢性膵炎、遺伝性膵炎、膵管癒合不全症などを対象に、専門的な診療を行っています。膵炎を反復する症例に対しては、膵炎関連遺伝子解析を実施するとともに、消化器内科と連携し、内視鏡的治療も行っています。さらに、遺伝性膵炎においては、膵内分泌機能の温存や将来的な発がんリスクを見据え、膵島移植を含めた集学的治療の適応についても検討しています。
骨疾患領域では、低リン血症性くる病や軟骨無形成症などの骨系統疾患を対象に、整形外科や脳神経外科などの他診療科と連携した診療体制を構築しています。近年は、軟骨無形成症に対するボソリチドなどの新規治療にも積極的に取り組んでいます。
スタッフ
鈴木光幸 中野聡

代謝

当グループでは、先天代謝異常症を中心に診療しており、ミトコンドリア病、ライソゾーム病、尿素サイクル異常症、有機酸代謝異常症、脂肪酸代謝異常症、アミノ酸代謝異常症、金属代謝異常症、低フォスファターゼ症など、多岐にわたる疾患に対応しています。また新生児マスクリーニング検査・オプショナルスクリーニング検査の精査施設として院内だけでなく、周囲の周産期施設からの症例を数多く対応しています。
近年は先天代謝異常疾患に対する新規治療が進展し、内科的管理が可能な疾患が増えてきました。具体的には、ライソゾーム病に対する酵素補充療法・基質合成抑制療法・シャペロン療法、尿素サイクル異常症に対する各種代謝改善薬、フェニルケトン尿症に対する酵素代替療法、ムコ多糖症に対する酵素補充療法、ミトコンドリア病に対する新規治療薬などを積極的に導入しています。これらの疾患の早期診断・介入にも注力しており、当院で出生した新生児にはオプショナルスクリーニング(ライソゾーム病やペルオキシゾーム病)を導入しています。 加えて、これらの疾患に伴う栄養学的課題に対しても、小児の特性に応じた支援を提供し、お子さまのQOL(生活の質)向上に努めています。また、ミトコンドリア病診療においては、診断から治療・長期フォローアップまで一貫した体制を構築しております。さらに、ミトコンドリア病遺伝子パネル検査は保険適応となっており、当院の臨床検査部(ISO15189認証取得)にて全国からの検査依頼を受け付けています。パネル検査で診断が確定しない症例に対しては、難病の診断と治療研究センターと連携してマルチオミクス解析等を実施することで、病因遺伝子の同定を試みています。さらに現行治療のみではなく、ミトコンドリア病に対する新規治験も各大学病院などと協力して進めており、臨床のみならず研究の面からも患者を支えていく診療をおこなっております。
スタッフ
村山圭 杉山洋平 相原久人(豊島病院)

血液・腫瘍

血液・腫瘍グループでは、小児の血液疾患および「小児がん」の診断と治療を専門的に行っています 。小児がんは、白血病やリンパ腫といった造血器腫瘍から、神経芽腫、ウイルムス腫瘍、肝芽腫、骨軟部腫瘍、胚細胞腫瘍、脳腫瘍などの固形腫瘍まで多岐にわたります 。当グループでは、小児外科、脳神経外科、整形外科、放射線科などの各専門診療科と緊密に連携を図り、それぞれの患者さんに合わせた最善の治療戦略を構築しています 。また、難治性の疾患に対しては、自家移植や同種移植といった高度な造血細胞移植治療も実施しており、最先端の医療を提供できる体制を整えています。
私たちは、病気を治すことだけではなく「トータルケア」という概念を非常に大切にしています 。小児がんの治療は長期にわたることが多く、お子様本人だけでなく、そのごきょうだいやご両親も大きな不安や負担を抱えることになります 。そのため、児童精神科医、臨床心理士、チャイルドライフ・スペシャリスト(CLS)、子ども療養支援士といった専門スタッフが加わり、多職種連携による包括的な家族ケアを実践しています。
さらに、治療を終えた後も続く「人生」を支えるため、当グループでは全国に先駆けて「小児がん長期フォローアップ外来」を開設いたしました 。小児がん経験者が直面する晩期合併症などの課題に対し、成人診療科の医師と連携しながら、成人期以降も安心して生活できるよう長期にわたるサポートを継続しています 。
血液疾患においては、鉄欠乏性貧血、再生不良性貧血、溶血性貧血などの各種貧血や、好中球減少症、特発性血小板減少性紫斑病、さらには血友病などの血液凝固異常まで、正確な診断に基づいた適切な治療を行っています 。お子様の血液や腫瘍に関するお悩みやご不安があれば、どのようなことでもお気軽に私たちにご相談ください。
スタッフ
藤村純也 富田理 石橋武士 谷口明徳
草野晋平




腎臓

私たち小児科腎臓グループは、お子様の腎疾患全般にわたり、最新の知見に基づいた専門的な診療を行っています 。対象とする疾患は、先天性尿路異常(CAKUT)からネフローゼ症候群、慢性腎炎、血尿・蛋白尿、慢性腎臓病(CKD)、そして夜尿症まで多岐にわたります 。診断においては、低侵襲な腎臓超音波検査をはじめ、尿・血液検査、腎生検、腎シンチグラフィーや排尿時膀胱尿道造影などを駆使し、患者さん一人ひとりの病状を正確に把握した上で最適な治療方針を決定します 。また、他領域の疾患を合併した患者さんに対しても、必要に応じて他の専門医と緊密に連携し、包括的かつ質の高い医療を提供できるのが当グループの強みです 。さらに、厳密な循環管理を要する重症例や新生児期の症例に対しては、持続的血液濾過透析(CHDF)や血漿交換といった高度な急性期血液浄化療法を実施できる体制を整えており、救命率の向上と予後の改善に全力を尽くしています。
診療と並行して、医学研究活動にも精力的に取り組んでいます。若手医師や大学院生を中心に、日々の臨床から得られた知見を深めるべく研究に励んでおり、その成果は国内外の学会発表や学術雑誌への論文投稿を通じて世界に発信しています。さらに、地域の中核を担う埼玉県立小児医療センター腎臓科へ継続的に医師を派遣しており、より専門性の高い小児腎臓病診療の実践と、質の高い臨床研究の継続的な実施を可能にしています。
私たちは、単に病気を治すだけでなく、お子様の成長発達を長期的に見守るパートナーでありたいと考えています。学校生活や日常生活における不安にも寄り添い、ご家族と共に最適な解決策を探ってまいります。お子様の腎疾患や尿の異常でお悩みの際は、どうぞお気軽にご相談ください。
スタッフ
遠藤周 仲川真由 森下俊真
大友義之(練馬病院)
宮野洋希(練馬病院)
西﨑直人(浦安病院)
松田明奈(浦安病院)


内分泌

内分泌疾患はお子さまの成長や発達、そして将来の生活習慣と健康に深く関わる非常に重要な分野です 。当グループでは、ご相談の多い低身長(成長ホルモン分泌不全性低身長症やSGA性低身長症など)から、甲状腺、副甲状腺、副腎、性腺、下垂体疾患、先天性の染色体異常に伴う種々の症候群まで、多岐にわたる専門的な診療を行っています 。また、くる病や骨形成不全症といった骨代謝疾患、1型・2型糖尿病などの糖代謝疾患、さらには肥満症や脂質異常症といった脂質代謝疾患についても幅広く対応し、一人ひとりの成長段階に合わせた最適な医療を提供しています 。
大学病院としての強みを活かした、診療科間の垣根を越えた診療連携体制も私たちの特徴です。脳腫瘍の術後や抗がん剤治療に伴う複雑な内分泌障害に対しては、小児血液腫瘍グループや脳神経外科と緊密に連携し、きめ細やかなホルモン補充療法を実施しています 。さらに、小児外科と協力して性分化疾患に対する検査や治療にも積極的に取り組んでおり、多角的な視点からお子さまをサポートできる体制を整えています。
当院は日本内分泌学会および日本糖尿病学会の認定教育施設であり、複数の専門医・指導医が在籍しています 。臨床のみならず研究活動にも注力しており、1型糖尿病の予後改善のための多施設共同研究や、成長障害・内分泌代謝疾患における遺伝的要因の探索、さらには全国規模の臨床情報登録システムの構築など、次世代の医療発展に寄与する最新の研究を精力的に進めています。「背の伸びが気になる」「思春期が早く来ているようだ」といった身近なご不安から、専門性の高い内分泌疾患まで、専門医が丁寧に向き合います 。お子さまの成長に関して気になることがございましたら、どうぞお気軽に当院へご相談ください。
スタッフ
田久保憲行 三森愛美 春名英典 (非常勤)
石川有希美 (浦安病院)
上野梨子(練馬病院)
滝口真未(越谷市立病院)
西村拓朗(大学院)
成田知聡(大学院)
平松直子(浦安病院)




神経

神経グループでは、てんかんをはじめ、急性脳症、新生児期の中枢神経疾患、脳性麻痺、遺伝性疾患など、幅広い小児神経疾患に対し、専門的な検査と診断に基づいた最善の医療を提供しています。当グループの大きな特色の一つは、学内の専門各科と連携した診療体制を有していることです。小児神経疾患の中で最も症例数の多いてんかん診療では、最小限の薬剤で日常生活を支えることを目指すとともに、難治例には長時間ビデオ脳波検査による詳細な評価を行っています。院内の「てんかんセンター」を中心に、脳神経外科、神経内科、メンタルクリニックと協力し、外科的治療も含めた包括的な治療体制の構築が可能です。また、急性脳症の診療では、持続脳波モニタリングや高度な画像解析を用いて病態を把握し、自己免疫性脳炎に対しては腎臓グループと連携した血漿交換療法を導入するなど、救命と予後改善に全力で取り組んでいます。
新生児期からの疾患や脳性麻痺についても、新生児科、産婦人科、リハビリテーション科との定期的なカンファレンスを通じて、胎児期からの診断、生後早期の治療、ご家庭での療育支援に至るまで一貫したサポートを実践しています。近年重要性が高まっている遺伝子診療についても、臨床遺伝専門医や難病研究センターと連携し、希少難病の早期診断と病態解明に取り組んでいます。
私たちは「小児神経専門医研修認定施設」および「日本てんかん学会認定研修施設」として、臨床のみならず教育にも力を注いでいます。研究面では、てんかんの遺伝子解析、抗NMDA受容体脳炎・抗MOG抗体関連疾患の病態解析、新生児期発症の結節性硬化症に対する画像解析など、最新の知見を日々の診療に還元できるよう努めています。
お子様の発達や神経症状に関してご不安なことがございましたら、どうぞお気軽に当グループへご相談ください。
スタッフ
安部信平 池野充 坂本絵理
中澤美賀(非常勤)
北村裕梨(非常勤)
島田姿野(非常勤)



循環器

小児循環器グループでは、「子どもたちの心臓を守り、未来を支える」ことを使命に、先天性心疾患や後天性心疾患、川崎病による冠動脈後遺症、不整脈など、お子様の心臓に関わるあらゆる疾患に対応しています 。当グループの大きな強みの一つは、年間約200件に及ぶ豊富なカテーテル検査・治療の実績に基づいた高水準の医療提供です 。不整脈診療においては、カテーテルアブレーションやペースメーカ、植込み型除細動器治療など、高度な専門的治療を安全に実施できる体制を整えており、全国的にも有数の症例数を誇る中心的施設としての役割も担っています。
診療体制は、小児循環器専門医を中心に、循環器内科や心臓血管外科、麻酔科、さらには看護師や臨床工学士といった多職種が緊密に連携するチーム医療を実践しています 。診断から外科手術、慢性期のフォローアップまで一貫したケアを提供するとともに、近年重要視されている成人先天性心疾患についても、小児期から成人期へ切れ目なく移行できるよう循環器内科と協力した診療体制を構築しています 。また、医療面だけでなく、学校心臓検診への参画や学校との連携を通じ、子どもたちが安心して学校生活を送れるよう、生活面での支援にも注力しています。
研究と教育の面でも、次世代を担う活動を精力的に行っています。研究では、新世代のエコー解析技術や新たな手法による心拍変動解析などの多様なテーマに取り組み、その成果を積極的に英文誌へ発信することで国際的な学術貢献を続けています 。教育面では、専門医修練施設として不整脈専門医やカテーテル治療の指導医が在籍し、学生から専門医を目指す若手医師まで、実践的かつ専門性の高い教育体制を整えています。新生児から思春期、そして成人期に至るまで、私たちは発達段階に応じたきめ細やかな診療を通じて、心疾患を持つ子どもたちの健やかな成長を全力でサポートしてまいります。
スタッフ
福永英生 松井こと子 佐藤恵也
赤塚祐介
木村寛太郎
髙橋誉弘
飯坂建太
稀代雅彦(非常勤)
秋元かつみ(非常勤)
髙橋健(非常勤)
古川岳史(非常勤)
原田真菜(非常勤)
重光幸栄(非常勤)
加護祐久(練馬病院)
秋谷梓(留学中)


免疫・アレルギー

現代社会においてアレルギー疾患は非常に身近なものとなり、今や3〜4人に1人が何らかのアレルギーを持っていると言われています 。私たち免疫・アレルギーグループでは、気管支喘息、アトピー性皮膚炎、食物アレルギー、花粉症といった一般的なアレルギー疾患から、若年性特発性関節リウマチや全身性エリテマトーデスなどの膠原病、さらには遺伝性血管性浮腫(HAE)のような希少な免疫疾患まで、多岐にわたる専門診療を行っています。
日々の外来診療では、患者さんやご家族から「長引く咳が治らない」「食物アレルギーの摂取制限をどう進めればよいか」「食事療法を続けているのにアトピーが改善しない」といった切実なご相談を数多くいただきます 。免疫やアレルギーの分野には、現代医学をもってしても未だ解明されていない事柄が多く存在しますが、私たちは常に最新の知見を取り入れ、ご家族と共に悩み、最適な答えを探し、共に歩んでいく診療を何よりも大切にしています。
具体的な治療においては、食物アレルギーに対する入院・外来での食物経口負荷試験を積極的に実施し、安全な摂取範囲の特定に努めています 。また、重症の気管支喘息に対する生物学的製剤による管理や、小児アレルギー性鼻炎に対する舌下免疫療法など、最新の治療選択肢も幅広く提供しています 。特に遺伝性血管性浮腫については、多くのお子さんの管理実績があり、豊富な経験に基づいた診療が可能です 。
お子様の免疫やアレルギーに関する不安がございましたら、どうぞお気軽に当グループへご相談ください 。確かな専門性と温かな対話を通じて、お子様が健やかな日常生活を送れるよう、全力でサポートしてまいります。
スタッフ
工藤孝広 稲毛英介 山田啓迪
大塚宜一(客員教授)
馬場洋介(静岡病院)
山崎晋(練馬病院)



心の発達

心の発達グループでは、乳幼児期から思春期にかけてのお子さまが直面する、心の発達や行動に関する幅広い課題に対応しています。「言葉の遅れ」や「落ち着きのなさ」、「友人関係の悩み」や「不登校」、さらには「強い不安やこだわり」といったご相談に対し、小児科医と心理職が緊密に連携して一人ひとりに寄り添った診療を行っています。
近年、小児・思春期の抑うつや不安などの精神的問題は増加傾向にあり、学校や家庭生活に大きな影響を及ぼしています。私たちは、お子さまを中心に据えてご家族全体を支えることを重視し、身体的な側面だけでなく、心や生活環境までを包括的に捉える「Bio-Psycho-Social」の視点を大切にしています。特に、長期入院が必要なお子さまに対しては、心理的負担やメディカルトラウマの予防に努め、遊びや学習の継続、仲間関係の維持など、子どもの権利と意思を尊重した療養環境を提供しています。またこれを支えるため、心理職、子ども療養支援士(チャイルド・ライフ・スペシャリスト含む)、保育士などの多職種がチームとなり、こどもリエゾンチームの運用により安心できる医療体制を構築しています。
当グループの大きな特徴は、小児科内の他臨床グループとの密で柔軟な連携にあります。身体疾患に伴う心の問題や、心理的な要因が関係する身体症状など、心と体の双方を統合して診療できる体制を整えており、外来から病棟までシームレスな支援を可能にしています。
研究面では、乳幼児の発達評価に欠かせない「ベイリー乳幼児発達検査」日本語版の標準化を長年主導し、2023年に刊行を実現するなど、日本の発達診療を牽引しています。また、早産児の神経発達や小児心身症の心理社会的解析、さらにはAI技術を用いた次世代医療を見据えた心の発達研究など、幅広いテーマで成果を上げています。発達外来は予約制となっております。まずはお子さまの健やかな成長を共に見守るパートナーとして、お気軽にご相談ください。
スタッフ
田中恭子 中村明雄 井神健太
寺尾梨江子(非常勤)
吉川尚美(非常勤)
岩崎友弘(練馬病院)
細澤麻里子(非常勤)
及川奈央(非常勤)
三友聡美(非常勤)
小川悠(浦安病院)



感染症

感染症グループでは、細菌、真菌、ウイルスなどによって引き起こされる小児の感染性疾患全般に対し、最新の知見に基づいた高度な診断と治療を行っています 。小児の感染症は、単なる急性疾患に留まらず、基礎疾患や各臓器の状態に関連して複雑で多様な病態を呈するのが特徴です 。特に当施設では、基礎疾患を持つお子様や早産児・新生児が数多く入院・通院しており、これらのお子様に併発する多種多様な感染症に対しても、各主治医からのコンサルトを受け、診療科の枠を越えて緊密に連携しながら最適な治療を実践しています。
近年の医療において大きな課題となっている病院関連感染症や耐性菌感染症についても、私たちは感染予防対策室と強力に連携し、国際標準に基づいた厳格な感染制御と適正な治療を推進することで、安全な病院環境の整備に努めています。また、臨床現場での課題を解決するための研究活動にも精力的に取り組んでいます。耐性菌を含む主要細菌の分子疫学解析や、次世代シーケンサーを用いた最先端の感染制御学、遺伝子診断法を活用した迅速かつ正確な感染症診断、さらにはプロバイオティクスと腸内細菌叢の関係に焦点を当てた臨床応用など、そのテーマは多岐にわたります 。特に予防医学の観点からは、新生児集中治療室(NICU)における徹底した感染制御を通じ、お子様たちが後遺症なく健やかに成長・生存することを目指した管理・研究に注力しています 。
私たちは、日々の診療と研究の両面から、小児感染症学の発展に寄与し、一人ひとりのお子様に最適な医療を提供できるよう邁進しています 。感染症に関するご不安やご相談がございましたら、どうぞ安心して私たちにご相談ください。
スタッフ
小松充孝(賛育会病院) 遠山雄大(非常勤) 大日方薫(客員教授)
新妻隆広(越谷市立病院)
中野沙季(賛育会病院)
笠井悠里葉(留学中)
田中寛顕(越谷市立病院)