順天堂医院がん治療センターは、患者さんの立場に立ち、心に寄り添った総合的ながん診療を実現することを目的に、平成19年9月に開設されました。設立以来、年々進歩していくがん医療の発展により、設立当初にはなかった新しい診断技術や治療法が次々と登場し、より高度で専門的な医療の提供も行われるようになってきています。
このような医療の進歩と同じくらい大切な事は、患者さんやご家族の不安や悩みに耳を傾け、共に歩むことだと私たちは考えています。
当センターでは、ミニレクチャーや市民公開講座などを通じた正確でわかりやすい情報の発信とともに、がん相談、がん茶論、アピアランスケア講習会など、患者さんとご家族が気軽に集い、語り合える場を設けています。また、安心して療養生活を送っていただけるよう、必要に応じて院外の医療機関とも連携しながら、心と体を支える緩和ケアにも力を注いでいます。
私たちは設立当初からの理念を大切に、これからも変わらず患者さんを中心に考えた総合的な医療を提供してまいります。
診断や治療の状況にかかわらず、またご家族だけの訪室でも大丈夫ですので、どうぞお気軽に、がん治療センターにお立ち寄りください。