Surgery

外科専門医研修プログラム

外科領域専門研修を志す医師を心から大歓迎致します
順天堂は医学塾の時代から数えて、医育機関として170年の長い歴史を誇っています。
創設当初より外科で有名な医学塾で、その伝統を受け継いで現在に至っております。

外科領域 研修プログラム

順天堂には「不断前進」という言葉があります。私たちはいつもこの言葉を胸に診療・教育・研究に励んでおります。医療界における外科を取り巻く環境の変化や臨床研修医制度の導入を見据え、順天堂大学外科学教室は、数年前より外科教室の改革を断行いたしました。具体的に申しますと従来、順天堂の外科教室は4講座に分かれておりましたが、統合と分化をキーワードに、外科学教室を7つの専門の講座・研究室で構成するようにいたしました。これにより若い医局員が偏りのない幅広い外科的手技、知識を習得できるようになりました。
 
現在、順天堂大学は御茶の水にある順天堂医院を中心に6つの附属病院を有しております。さらに関連病院での研修を含め豊富な症例を経験することができます。そしてそれを指導するのは、外科の各分野を代表する教授、先任准教授陣であります。当然、臨床だけでなく研究、教育の各方面でも先生方の指導にあたります。出身大学も様々であり、学閥はありません。もともと出身校を問わないのが本学の特徴であり、初期臨床研修医教育を本学で行ったかどうかも全く関係ありません。他施設で初期臨床研修をされた方も大歓迎です。新しい専門医制度に対応した臨床研修の期間は3年となっております。卒後5~6年目以降は外科サブスペシャリティ専門医・指導医養成コースとし、各講座・研究室のプログラムに沿って研修を積むことになります。皆さんも是非、順天堂外科familyの一員になりませんか。意欲的な方の応募を心よりお待ちいたしております。

プログラムの特徴

外科領域全般からサブスペシャルティ領域(消化器外科、心臓血管外科、 呼吸器外科、小児外科、乳腺科)の専門研修を行い、それぞれの領域の専門医取得へと繋がります.3年間の基本外科研修期間で2年以内のサブスペシャルティ領域の重点研修を行うこともできます。サブスペシャルティ領域によっては外科専門研修を修了し、本プログラム2年目に遡ってサブスペシャルティ領域専門研修の開始と認められる場合があります。
順天堂附属病院を中心とした研修も可能です。附属病院中心の研修を希望される場合には原則として基幹病院6か月、関連病院6か月、附属病院2年間の研修となります。
大学院に進学し、臨床研究または学術研究・基礎研究を開始することができます。但し、施設群ローテートも同時に行います。また基礎研究などで研究専任となる期間を希望される場合でもその期間は6ヶ月以内となります。

プログラムの概要

公開されている情報は一次審査を通過した時点のものであり、二次審査の結果を踏まえて掲載内容に変更・修正が生じる場合がありますこと、ご了承いただきたく存じます。


外科7科の専門研修プログラム

上部消化管外科
下部消化管外科
肝胆膵外科
乳腺・内分泌外科
心臓血管外科
呼吸器外科
小児外科

外科7科の研修生の身分

外科での研修を始めるにあたり、4つの身分があります。
研修プログラムのコースにより、選択できる身分が決まります。
それぞれの医師が思い描いたキャリアデザインを実現できるよう充実した研修プログラムを用意して、意欲的な方の応募を心よりお待ちしています。

1.大学院生

大学院は4年制ですが、優秀な論文を完成すれば3年間で学位(医学)甲が取得できます。
各科専門医・認定医もとれるよう指導が受けられます。
学費は、入学金20万円(本学卒者及び本学附属病院で初期臨床研修を修了した者は10万円に減免)、授業料40万円、実験実習費15万円/年です。
実施臨床研修の一環としての外勤(病診・病病連携)先が紹介され、原則として週1~2日、有給で研修できます。その他大学から10万円/月が支給されます。
労災は負担しますが、社会保険が各自加入となります。

2.シニアレジデント

消化器外科を希望された方の身分です。
3年間の研修プログラム終了後、大学院にご入学頂きます。
給与として13.5万円が支給されます。
外勤(病診・病病連携)先が紹介され、有給で研修できます。
労災保険、社会保険を負担します。

3.助手

大学院への入学をされない場合、希望科で有給枠がある場合に助手となります。
給与は病院規定によります。外勤先も紹介します。
労災保険、社会保険を負担します。
交通費、住宅手当が支給されます。

4.専攻生

認定医・専門医修得を優先しますが、「学位(医学)乙」も取得できるよう指導が受けられます。
学費は授業料2万円/年(ただし臨床で本学が本務となる先生は1200円/年)
実施臨床研修の一環としての外勤(病診・病病連携)先が紹介され、原則として週1~2日、有給で研修できます。この収入が主な生活費となります。
労災は負担しますが、社会保険が各自加入となります。