順天堂医院の腫瘍内科は平成26年1月に開設されました。
がんの治療は、主に外科治療・放射線科治療・内科的治療(抗がん剤などの薬物療法、症状をとる緩和治療)の3本柱からなりますが、進行度や全身状態などの状況に応じて選択すべき治療方法が変わってきます。さらに十分な治療成績を得るためには、これら治療を組み合わせて行う集学的治療も必要になります。
これら治療体系の中で主に薬物療法を担当して治療を行う診療科が腫瘍内科になります。近年分子標的薬と呼ばれる新しい薬が次々と登場し、薬物療法の治療成績も向上してきています。しかしそれとともに副作用も多様化し、時には重大な副作用が出現することもあります。腫瘍内科は薬物療法の専門科として、患者さんの体調に十分配慮して、最大限の治療効果と副作用の軽減に十分配慮しながら患者さんへの治療を進めていきます。それと同時に、各臓器担当診療科や放射線治療科、緩和ケア科の各診療科や様々なメディカルスタッフとともに連携して適切な治療の提供を行ってまいります。
どうぞよろしくお願い申し上げます。