患者さんへのご挨拶

腫瘍内科03
順天堂医院の腫瘍内科は平成26年1月に開設されました。
がんの治療は、主に外科治療・放射線科治療・内科的治療(抗がん剤などの薬物療法、症状をとる緩和治療)の3本柱からなりますが、進行度や全身状態などの状況に応じて選択すべき治療方法が変わってきます。さらに十分な治療成績を得るためには、これら治療を組み合わせて行う集学的治療も必要になります。

これら治療体系の中で主に薬物療法を担当して治療を行う診療科が腫瘍内科になります。近年分子標的薬と呼ばれる新しい薬が次々と登場し、薬物療法の治療成績も向上してきています。しかしそれとともに副作用も多様化し、時には重大な副作用が出現することもあります。腫瘍内科は薬物療法の専門科として、患者さんの体調に十分配慮して、最大限の治療効果と副作用の軽減に十分配慮しながら患者さんへの治療を進めていきます。それと同時に、各臓器担当診療科や放射線治療科、緩和ケア科の各診療科や様々なメディカルスタッフとともに連携して適切な治療の提供を行ってまいります。

どうぞよろしくお願い申し上げます。

対象疾患

当診療科が診療対象としている疾患は、転移や再発を起こしたため薬物療法が主体となる悪性腫瘍(固形がん)です。近年様々な新しい抗がん剤や分子標的薬剤が開発され、治療成績の改善が見られますが、同時に様々な副作用も認められます。
腫瘍内科はがん薬物療法の専門科として、最大限の治療効果と最小限の副作用を心がけて院内他診療科と連携しながら治療に当たってまいります。

外来診療

当院は「特定機能病院」として厚生労働省から承認された病院ですので、他の医療機関からの紹介状(診療情報提供書)が必要となります。初めて当科外来を受診する場合、診察を円滑に行うためにも紹介状をご持参いただきますようご協力をお願いいたします。 なお、新患受付曜日につきましては外来担当医表をご参照ください。
腫瘍内科04
患者さんご自身でご予約いただく場合
先生方にご予約いただく場合

入院診療

近年の薬物療法の発展により多くの患者さんは通院で外来化学療法室を利用しながら治療を行っておりますが、行なう診療内容によっては入院治療が必要な疾患もございます。そのような場合は、院内他診療科と連携しながら行っております。
また入院中に他診療科からの協力依頼を受けて、一緒に薬物療法を行わせていただくこともございます。