Message

プログラム責任者からのメッセージ

臨床検査の世界を深く追求し、
診断と治療に貢献する

順天堂大学大学院医学研究科
臨床検査医学科(臨床病態検査医学)教授
上原 由紀

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臨床検査は日本専門医機構が定める基本領域の一分野です。当科は我が国で継続して存在している臨床検査医学講座として最も長い歴史を持っており、令和7年4月1日現在、臨床検査専門医を目指してプログラム制3名の専攻生が研修をしています。プログラム制、カリキュラム制のいずれにおいても、専攻生は専門医試験を受けるために必須の臨床検査7分野を、連携施設での研修も含めて体系的に学ぶことができます。初期研修からストレートに臨床検査専門医を目指す医師だけでなく、他の専門分野で経験を積んだのちに臨床検査専門医を目指す医師も多く在籍しています。

臨床判断の多くは検査結果に基づいてなされますが、臨床検査専門医は、検査全般についての深く広い知識をもとに病態から診断までを考察することができます。経験を積んだ臨床検査専門医にとって、診断が困難な病態は専門性を発揮する絶好の機会です。また基礎研究や臨床研究にも精力的に取り組んでおり、その成果を患者さんの診断や治療に還元しています。当科で専門医を目指しながら、臨床検査の奥深い世界を一緒に探求しましょう。