専攻医インタビュー

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未来を見据えた
専門性と育児の両立、
可能性を広げる医局

安藤 南
2022年入局
2016年聖マリアンナ医科大学卒

臨床検査科(Dr安藤南)
当講座は基礎と臨床医学、両者の良い部分を兼ね備えた科だと思います。専攻医として学ぶ事は多岐にわたり、検体から検査結果がでるまでの様々な工程を理解する必要があります。自動分析機のことや結果の精度管理など…臨床医として働いていた頃は考えもしなかった新しい事を学ぶ毎日です。しかし、全く臨床と関わらない訳ではなく、日常業務で作成した検査報告書が臨床の先生に届き、治療方針の一助となっているのをカルテで確認すると、自分の仕事にやりがいと責任を感じます。
まだ子供が小さく、時間に制限のある働き方しかできませんが、仕事と育児を両立しつつ専門性も追求し、医療現場の第一線で働き続ける事ができる医師を目指したいです。
臨床検査医学科を
選んだ理由
出産子育てで1年半ほど臨床の場を離れることになり、今後のキャリアについて考える時間がありました。子供と過ごす時間はかけがえのないものですが、自分もまだまだ大学でやりたいことが沢山あったなと思うところもいろいろありました。
そこで「できれば病理を、顕微鏡をのぞく仕事をやりたい」「臨床にも関わる仕事をしたい」「育児の時間も大切にしたい」「研究者としての勉強もしたい」などリストをつくり、調べた結果たどり着き、受け入れてくださったのが今の医局です。
入局して
良かったこと
臨床医として働いていたときは外来、手術などの診療業務で1日の大半が終わり、当直業務も多く時間的にも体力的にも目の前のことをこなすのが精一杯で、患者さんの病態について深く検討したり学習する機会はほとんどありませんでした。
今は疑問に感じたことはじっくりと調べ、検査値の推移を観察したりと数字と向き合い学習することがとても楽しいです。
まだまだ子供の発熱などでやむを得ず欠席させていただくこともありますが、そのような時間は、e-learningや論文検索など自宅でできる自己研鑽に努め、出勤時は病院でしか行えない業務に徹底することで、無理なく研修を進めさせていただいております。