Message

プログラム責任者からのメッセージ

臨床検査の世界を深く探求し、
専門医として輝く

順天堂大学大学院医学研究科
臨床検査医学科(臨床病態検査医学)教授
田部 陽子

tabe_2024
当科は、我が国で継続して存在している臨床検査医学講座として最も長い歴史を持っています。令和6年4月1日現在、プログラム制5名、カリキュラム制1名の計6名の専攻生が臨床検査専門医を目指して研修をしています。専攻生は、専門医試験を受けるために必須の臨床検査7分野を、連携施設での研修も取り入れながら体系的に学ぶことができます。初期研修からストレートに専門研修へ移行した医師だけでなく、他の専門分野で経験を積んだのちに臨床検査専門医となった医師も受け入れています。外来診療や病棟業務がないため、育児や介護などで他領域の専門研修継続が困難となるような場合でも、カリキュラム制での研修や勤務時間の調整など工夫しながら研修を行うことが可能です。

臨床検査専門医は、他領域の医師よりはるかに多くの検査データに触れることができ、広い視野で病態から診断までを考察することができます。経験を積んだ臨床検査専門医にとって、診断に苦慮するような稀な病態は専門性を発揮する絶好の機会です。基礎研究や臨床研究にも精力的に取り組んでおり、その成果を患者さんの診断や治療に還元しています。
当科で専門医を目指しながら、臨床検査の奥深い世界を一緒に体験しましょう。