女性麻酔科医について

大学病院では、専門的なトレーニングや大学院での研究のようにアカデミックな勉強ができる反面、私生活を犠牲にしなければならないイメージがあるかもしれません。さらに、当院のように国内有数の麻酔科管理件数を有する場合、そのようなイメージが尚更強いかもしれません。決して忙しくないとは言えませんが、やりがいのある仕事の中で私生活と両立している医局員が多く在籍していることが順天堂大学 麻酔科・ペインクリニックの特徴です。

当医局には約6割近くの女性医師が在籍しています。女性医師が増えた理由として、麻酔科でみんなが働きやすい環境づくりに取り組んできた成果といえます。その一つに「妊娠中も産後もより働きやすい環境である」ことが挙げられます。産休育休は法令に基づき、本人の希望に応じて取得可能で、育休明けの復職のタイミングや勤務形態も保育園の入園状況などにより個別に対応しています。(もちろん男性でも産休育休を取得できます。)また未就学児を養育している麻酔科医(後期研修含)は、保育園の送迎を考慮した勤務時間で当直・オンコールは免除も可、予防接種や健診、定期受診のような子育て時間も取得できます。子供の急な発熱で勤務できないこともありますが、みんなでフォローして順番に助け合っています。さらに、多くの医局員が産後も退局せず復職し、専門医やその先のサブスペシャリティや学位なども取得しています。出産や子育てのために転職を考えることなく、自分が学びたいこと、研究したいことを両立できる大学病院は数少ないと自負しております。入局を考えている若手の先生ももちろん、専門医取得後のサブスペシャリティを学びたい先生も大歓迎です。

見学の際に現場の生の声を聞いていただき、入局後の不安などがありましたらぜひご相談ください。医局員一同サポートいたします。