私は、日々薬剤部で業務を行いながら、社会人大学院(医学修士課程)に通っています。
社会人大学院では薬剤師以外にも看護師、検査技師などのコメディカルスタッフや製薬会社に勤務している方など、医学に興味を持っている人が多く在籍しています。
私は、緩和医療学を専攻し、日常業務で生じた疑問点、問題点など臨床研究を通じて、患者さんに少しでも役立てるよう取り組んでいます。
また、臨床研究を行うための準備から研究成果報告までを、日常診療を行っている教授(医師)の指導を受けることができ、今後、後輩指導に活かせる良い経験となっています。授業では生化学、解剖学など基礎的な部分や、感染症、病態学、統計学など日々の業務と深く関わるようなことも学ぶことができます。
働きながら大学院に通うのは大変な部分もありますが、そこでしか得られない経験もあるため薬剤師としてのスキルアップや日常業務へのやりがいにもつながっています。
当院では病院全体で大学院に通うこと以外にも、薬剤部においても臨床研究、認定取得、研修会への参加といった自己研鑽を積極的に行えるような環境下にあります。