当科へ気管支喘息の患者さんをご紹介してくださる先生方へ
当科では、日本アレルギー学会アレルギー専門医(内科)・指導医である原田と大田を中心とした専門チームにより、週6回の喘息専門外来を行っています。
喘息関連治療薬の処方数は全国でも有数の実績を誇り、一般的なコントロール良好症例から、日常管理に苦慮する難治性症例まで幅広く対応しております。現在の治療でコントロールが不十分な患者さんや、診断に苦慮される症例がございましたら、ぜひご紹介いただけますと幸いです。
◆ 当科における喘息診療の5つの特徴
1. 迅速かつ確実な「充実した診断モダリティ」
慢性咳嗽の鑑別や喘息の疑い症例に対し、以下の検査を用いて迅速かつ多角的な精査加療を行っています。
- 実施可能な主な検査: スパイログラム、呼気中一酸化窒素濃度測定(FeNO)、モストグラフ(総合呼吸抵抗測定)、気道可逆性試験、気道過敏性試験
2. ウイルス感染等の「増悪リスク」を見据えた厳密な管理
呼吸器感染症(COVID-19、インフルエンザ、感冒など)は喘息増悪の重大なトリガーとなります。当科では、感染時の増悪リスクを最小限に抑えるため、ガイドラインに基づいた「症状なし」を維持する厳密なコントロールを目指しています。
3. 難治性喘息に対する「豊富な生物学的製剤の使用経験」
吸入ステロイド等で管理困難な難治性喘息に対しては、分子標的薬(生物学的製剤)を積極的に導入しています。全国有数の処方実績と豊富な経験を有しており、患者さんの病態(フェノタイプ)に合わせて最適な薬剤を選択いたします。
- 対応可能な生物学的製剤: 抗IgE抗体、抗IL-5抗体、抗IL-5受容体抗体、抗IL-4受容体抗体、抗TSLP抗体
※経済的な負担に配慮し、高額療養費制度などの社会資源の活用も含めてサポートしています。(※なお、気管支サーモプラスティ療法は2023年度をもって世界的に実施不能となったため、現在はこれら生物学的製剤を中心とした最新の集約的治療を行っています)
4. 包括的な「併存症管理」と多科連携
喘息管理を良好に保つためには、併存症の制御が不可欠です。鼻炎、副鼻腔炎、胃食道逆流症、睡眠時無呼吸症候群などに対し、大学病院の特性を活かして学内の各専門医と緊密に連携したトータルケアを提供します。
5. 特殊喘息・アレルギーへの専門的アプローチ
- アスピリン喘息 / アスピリン(NSAIDs)不耐症: 安全管理のもと、入院体制でのアスピリン負荷試験および減感作療法を実施しています。
- アナフィラキシー: 自己注射薬(エピペン)の処方・指導も行っています。
先生方からのご紹介を心よりお待ちしております。病状が安定いたしましたら、速やかに逆紹介(共同管理)の手続きをとらせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。