耳鼻咽喉・頭頸科は頭から鎖骨までの間の脳と眼球を除いた領域が診療範囲となります。扱う疾患は中耳炎などの耳、アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎といった鼻、その他めまいや難聴、顔面神経マヒ、嗅覚や味覚、睡眠時無呼吸といった日常生活を送るのに大切な感覚器と咽頭がんや舌がんなどの生命にかかわる病気など多岐にわたります。また、お子さんからご高齢の方まで幅広い年齢層にも対応しています。一人の医師がこれら全ての分野で最新の技術と知識を持って診療にあたることは困難ですので、当院ではそれぞれの分野にエキスパートを揃え診療にあたっています。
私は頭頸部腫瘍を専門としており、耳鼻科領域に発生するがんを得意としております。これまで癌研究会附属病院や国立がん研究センター中央病院、米国MD Anderson Cancer Centerなどでの勤務経験を活かし、高いクオリティーでの診療を行っています。特にロボット手術や美容的に優れた皮膚切開(facelift incision)に用いた耳下腺腫瘍手術などの低侵襲な術式への取り組みと、難治とされる症例に対しての手術や新規治療へ積極的に取り組んでおります。
診療科としては、説明を十分に行い治療の選択肢をご提案するとともに、プロとしてしっかりとおすすめする治療を提示するように医師一同こころがけております。ぜひお気軽に当科を受診ください。今後も耳鼻咽喉・頭頸科を宜しくお願いいたします。