患者さんによりがん細胞の性格が違うため一概には言えませんが、抗がん剤治療で多くのがん細胞は叩くことができるのですが、一部は時間経過とともに抗がん剤に対する耐性を獲得するようにがん細胞自身が変化してしまうのが原因と考えられています。残念ながら、病状が進行してしまうのはやむをえないことでもありますが、この性格の変化したがん細胞に対して適宜治療を考えていくこともできます。また、その一方で、がんを叩くことで患者さん御自身に強いダメージ、副作用が残ることも避ける必要があります。さまざまな不安はあると思いますが、担当の先生に適宜相談して頂ければと思いますので、あきらめずに挑戦して欲しいと思います。