がんと診断され、とても不安です。どうすればいいですか?
がんと告げられたとき、多くの方が強い不安や戸惑いを感じています。お一人で抱え込まず、まずはご相談ください。当院には「がん相談支援センター」があり、治療や生活、お仕事のことなどについて、看護師・心理士・薬剤師などの専門スタッフが一緒に支えます。
がん相談支援センター(がんに関するご相談)
初診を受けたいのですが、紹介状は必要ですか?
はい、原則として地域の病院やクリニックからの紹介状をご持参いただいています。紹介状があることで、これまでの治療経過や検査結果を踏まえてよりスムーズに診療を進めることができます。
初診の方|順天堂大学医学部附属順天堂医院
なるべく通院で治療を受けたいのですが、可能ですか?
多くの放射線治療や抗がん剤治療は外来での通院治療が可能です。入院が必要な場合でも、生活のリズムを保ちながら治療を続けられるようサポートいたします。
治療の選択肢(手術・薬物療法・放射線治療など)はどのように決まりますか?
担当医だけでなく、外科医・内科医・放射線治療医に加え、看護師や薬剤師など多職種の専門スタッフが参加するキャンサーボード(カンファレンス)で話し合います。キャンサーボード以外にも関連診療科間のカンファレンスなどで相談します。そのうえで、患者さんの病状や生活のご希望を踏まえた最適な治療方針をご提案します。
がん治療センターニューズレター2025年9月第49号
臨床試験や治験に参加することはできますか?
はい、当院では新しい薬や治療法に関する臨床試験や治験を実施しています。参加できるかどうかは病状や条件によって異なりますが、対象となる場合には、内容や目的、メリット・リスクなどをわかりやすく説明した上で、ご本人とご家族の同意を得て進めます。
患者さん・一般の方へ|臨床研究・治験センター
がんの治療にかかる費用のことが心配です。
基本は公的医療保険が適用される保険診療です。また、高額療養費制度などを利用することで自己負担を減らすことができます。費用面の不安がある場合は、医療ソーシャルワーカーがサポートしますのでご相談ください。(相談は予約制です)
医療サービス支援センター|医療福祉相談室
家族も相談やサポートを受けられますか?
はい、ご家族からのご相談もお受けしています。がん治療は患者さんだけでなく、ご家族にも不安が生じます。がん相談支援センターや医療チームが一緒に対応し、安心して支えていただけるようお手伝いします。
がん相談支援センター(がんに関するご相談)
緩和ケアは末期になってから利用するものですか?
いいえ。緩和ケアは、がんと診断された時から利用できる支援です。痛みやつらさを和らげ、安心して治療や生活を続けられるよう、早い段階からサポートすることを大切にしています。
緩和ケアセンター
がんと診断されました。仕事の継続は難しいでしょうか?
いいえ。一時的に仕事の休みをとる、勤務時間や業務内容を変更する、などが必要になる場合がありますが、仕事を継続しながらがん治療を行うことも可能です。がん治療と仕事の両立でお困りでしたら、がん相談支援センターでご相談ください。
がん相談支援センター(がんに関するご相談)