当院の透析療法室は昭和51年に開室し、末期腎不全や急性腎障害に対して透析療法を行ってきました。当初は「人工腎臓室」という名称でしたが、平成26年2月の新病棟への移転に際して現在の「透析療法室」へと改められ、血液透析ベッド数も30ベッドまで増加しました。
腎機能が喪失した患者に対して実施する腎代替療法には、①血液透析、②腹膜透析、③腎移植の3つの方法があり、ここでは、血液透析と腹膜透析の2つの血液浄化療法を実施しています。
透析療法室は中央診療部門に属しており、腎・高血圧内科の鈴木祐介教授が室長をつとめ、同診療科より透析療法室専任医師が常駐して診療にあたっています。常勤医師4名のほかに、臨床工学技士6名、看護師10名が治療を担当しています。緊急透析への対応は、腎・高血圧内科当直医と臨床工学技士が連携をとり、24時間可能です。