夏の脱水は「大量の発汗」によって起こる分かりやすい水分喪失ですが、秋の脱水は 「空気の乾燥」と「喉の渇きを感じにくくなること」によって、気付かないうちに進行するのが大きな特徴です。
喉の渇きや体調不良などの明確な自覚症状が現れにくいため、知らないうちに脱水が進み、重症化する危険があります。
体内の水分が不足すると、脳の働きが鈍くなり、集中力が低下することがあります。また、自律神経の乱れや脳の血流低下を引き起こし、感情や精神面にもさまざまな悪影響を及ぼすといわれています。
秋は湿度が下がるため、皮膚や呼吸を通じて体内の水分が自然に 蒸発します。このように、汗をかかなくても水分が失われる「不感蒸泄」にも注意が必要です。喉の渇きを感じた時点では、すでに体内の水分は 1 ~ 2%不足しているといわれています。そのため、こまめな水分補給を心がけましょう。
飲み物は、身体を冷やしにくい常温の水や白湯がおすすめです。 また、カフェインを含む飲み物には利尿作用があるため、麦茶、ルイボスティー、黒豆茶などのノンカフェイン飲料を選ぶとよいでしょう。
日頃からこまめな水分補給を習慣にし、秋の隠れ脱水を予防しましょう。