貧血とはどんな病気?
貧血とは、血液の中で酸素を運ぶ赤血球が少なくなった状態のことです。
そのため、めまいや立ちくらみ、体を動かしたときの息切れ、疲れやすさなどの症状があらわれます。
令和 5 年度の厚生労働省の調査では、日本の成人男性の約 10%、女性の約 16%が貧血とされており、多くの方に関係する身近な病気です。
貧血のさまざまな原因
貧血の原因には、栄養不足のほか、月経での過剰な出血、腸のポリープからの出血、膠原病などの慢性疾患や血液の病気などがあります。
栄養不足による貧血の中で最も多いのは「鉄」の不足ですが、まれに「葉酸」や「ビタミン B12」の不足でも起こることがあります。
今回は、これらの栄養素と貧血の関係についてご紹介します。
「葉酸」と「ビタミン B12」のはたらき
「葉酸」と「ビタミン B12」は、赤血球をつくる際に欠かせない栄養素です。
これらが不足すると、未熟で壊れやすい赤血球が増えるため結果として貧血を引き起こします。
どちらの栄養素も体の中で作ることができないため、日々の食事から摂取する必要があります。
葉酸は豆類・葉物野菜(枝豆やほうれん草)などに多く含まれ、ビタミン B12 は魚介類(あさりやしじみ、サバ)などに多く含まれます。
レバー類は葉酸もビタミン B12 も多く含みます。
院内で「葉酸」と「ビタミン B12」の検査を開始しました
2025 年 8 月から、病院内の検査室で「葉酸」と「ビタミン B12」の検査を開始しました。
これまでは、外部の検査機関に検査を依頼していたため、結果が出るまで 2 ~ 4 日ほどかかっていましたが、現在は当日中に結果をお伝えできるようになりました。
これにより、「葉酸」と「ビタミン B12」の不足による貧血をより早く確認し、迅速に治療につなげることが可能になりました。