研究概要
<目的>
パーキンソン病に対する抗菌薬併用腸内細菌叢移植療法の開発
<方法>
進行期パーキンソン病患者を対象としたランダム化二重盲検プラセボ対照並行間比較試験により、A FMT(Antibiotic Fecal Microbiota Transplantation)療法の有効性及び安全性を検証する。
<研究内容>
抗菌薬を用いて患者の腸内細菌叢を取り除き、健康なドナーから採取した腸内細菌叢溶液を移植後、主要評価項目としてパーキンソン病の全般的な機能に関する標準評価法であるMDS UPDRSを用いる。さらに副次評価項目として、IP/RT QuIC法
*3によるα-synucleinシードの測定、炎症マーカー、腸内細菌叢の変化、L-ドパ血中濃度の変化を測定する 。
<研究実施場所>
順天堂大学医学部附属順天堂医院
<実施体制>
- 研究者
順天堂大学医学部神経学講座
服部信孝主任教授、波田野 琢先任准教授、西川典子准教授、奥住文美准教授、竹重遥香助教、石川景一准教授
順天堂大学医学部内科学教室・消化器内科学講座
石川 大准教授、野村慧助教、丸山貴史大学院生、小田倉里奈大学院生、高馬將郎大学院生、大森将史大学院生、澁谷智義先任准教授
- 共同研究機関
メタジェンセラピューティクス株式会社