COVID-19流行期における放射線治療患者さんへの対応について(更新日:2020年4月15日)
COVID-19流行期間ではありますが、環境が許す限り放射線治療は継続します。しかし、放射線治療はCOVID-19に対して高リスクの担癌患者さんを対象としています。このため、放射線治療中患者さんへの感染を可能な限り防ぐ必要があります。COVID-19流行が猖獗を極めている間は、放射線治療患者間の社会的距離をとるため、放射線科放射線治療部門および放射線部では下記の対応を行います。
記
- 放射線治療の適応に疑問がある場合は事前に電話等でコンサルトしてください。
- 初診患者さんは事前予約(予約枠名:放治新患)をお願いします。
- 治療開始を遅らせることのできる患者さんは、流行が下火になるまで開始を延期します。
低リスク前立腺癌、ホルモン療法併用前立腺癌
定位放射線照射の対象となるT1非小細胞肺癌の一部
化学療法有効疾患、
髄膜腫、神経鞘腫などの良性脳腫瘍
他治療法が有効な骨転移などの対症的治療 等
但し、必要な場合は躊躇なく放射線治療を行います - 短期法が標準法と同等と認められている場合には、原則として短期法を選択します。
骨転移の疼痛緩和治療 8Gy 1回
乳癌温存療法術後照射 2.7Gy 16回 - 放射線治療の待合について
患者さんには予約時間直前においでいただきます。
患者さんには1m以上の間隔でお待ちいただきます。
また、家族の付き添いが必要な場合は大人1名までに制限させていただきます。
ご理解、ご協力の程よろしくお願い申し上げます。
放射線科長・部長 桑鶴良平
放射線治療学講座 笹井啓資