専攻医インタビュー

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患者さんの転帰を左右する
一歩先の診療に挑む

小貝 俊樹
2019年入局
2017年順天堂大学卒

糖尿病・内分泌内科(Dr小貝俊樹)
専攻医は、担う責任範囲が初期研修医の頃とは大きく異なります。医局から外勤が割り当てられ、健診や外来業務が始まり、内科救急当直も経験します。自分の判断や行為の一つ一つが、患者さんの転帰に直結する可能性があり、その分やり甲斐に繋がっています。
貧血の進行から直腸癌を見つけられた方、癲癇によると思われていた意識障害が実は膵腫瘍由来であった方など、専門領域の知識やスキルの習得は勿論ですが、診療科を跨ぐ横断的な知識の必要性も日々実感しております。
医師は、臨床医以外にも研究、開業、役所や企業など様々なキャリアパスがありますが、その形態に関わらず、常に患者さんのために努力を続けられる医師でありたいと思います。
糖尿病・内分泌内科を
選んだ理由
順天堂大学を卒業しており、医師にまで育ててくれた母校で働いて貢献したいという思いから、入局を決めました。
当科を選択したのは、大学2年次のZONE B(生化学)の授業で、人体が食べ物からエネルギーを取り出すまでの複雑な代謝経路を学び、興味を抱いたことが最初のきっかけです。またメタボリックドミノとも言われますが、生活習慣が心臓病、脳卒中、癌、失明、透析、下肢壊疽など様々な疾患に繋がることを知り、それらの上流である予防医学に携わりたいと考えました。
その他、自分が痩せ型であり、肥満のメカニズムが気になったのも一因です。
入局して
良かったこと
入局して良かったことは、まずは内科専門医が取得出来たことです。J-OSLERでは非常に多くの症例経験とレポートが課されますが、本学の研修プログラムでそれらは問題なくクリア出来ました。ご多忙の中添削してくださった指導医の先生方には大変感謝しております。
また当科におきましても、代謝内分泌症例を幅広く・数多く経験させて頂きました。一例ですが、1型糖尿病のSAP療法や肥満外科治療など新しい治療にも長けており、そのような中で学会発表や論文執筆、研究活動など様々な仕事に従事できたのは、入局ならではないかと思います。