入局案内

入局・研修を希望される先生方へ

入局説明会は、順天堂外科入局説明会として合同で開催しています。
呼吸器外科についての詳細は、メールで気軽に問い合わせてください。
当科見学等についても随時募集しております。何かご不明な点がございましたら、以下に記しました連絡先までお気軽にお問い合わせくださいますよう、よろしくお願い申し上げます。

順天堂大学呼吸器外科のご紹介

順天堂大学呼吸器外科は世界一の臨床を展開し、その成果を学術報告をもって世界に流布する

1)連合艦隊
現在順天堂大学呼吸器外科は本郷(本院)、練馬、浦安、静岡、江東の5つの病院で臨床を展開しております。その他の関連病院としては、公立昭和病院、宇都宮記念病院、東部地域病院、川口済生会病院、亀田総合病院の呼吸器外科を運営している状況です。いわば、上記連合艦隊で臨床と研究、そして教育を行っております。
2)旗艦・本郷
日本帝国海軍連合艦隊の戦艦三笠に相当するのが本郷の順天堂医院ということになります。 順天堂医院の年間呼吸器外科症例数(肺がん切除、縦隔腫瘍切除、転移性肺腫瘍、気胸、膿胸、中皮腫など)はおよそ800例(全国1位)、うち肺がん切除例は450例(全国2位)、縦隔腫瘍78例(全国1位)という状況です。
3)医局員の構成
私は防衛医科大學校、医局員は浜松医科大学、山梨大学、新潟大学、順天堂大学、防衛医科大學校、北海道大学、久留米大学、筑波大学、聖マリアンナ医科大学、岩手医科大学、昭和大学、北里大学、藤田医科大学、…と学閥はありません。女性の医局員は5人。何人かのお子さんを育てながら突っ走っている医局員もいます。実は呼吸器外科には緊急手術がほとんどなく、女性にも働きやすい診療科でもあります。
4)手術以外の手技について
気管支鏡検査を外科の症例を中心におこなっています。virtual bronchoscopic marking, so-called VAL mapも行っています。もちろん術後管理としての気管支鏡は適宜行っておりますので、その習熟度は自らの身体の一部がごとくはかなり高いものとなります。喀血時などに必要な素早いファイバー挿管まで自力でできるようになることが目標です。
5)研修のオプション
順天堂大学は国立がんセンターとの連携大学として機能しておりますが、呼吸器外科からはその関係以前からがんセンターのレジデントに若手を送っています。3年間の武者修行、全国の猛者と切磋琢磨ということになります。希望者はさらに二年延長し、チーフレジデントとして研修を積みます。現在国立がん研究センター中央病院のレジデント、国立がん研究センター東病院のレジデントを送っています。この「正式な」レジデントを国立がん研究センターに送っている順天堂の講座は呼吸器外科だけです。一方で、順天堂大学での研修でも十分であることはいうまでもありません!
6)最後の砦 -Z旗の精神-
Z旗というのは日露戦争の開戦で世界最強のバルチック艦隊を殲滅した日本海海戦で戦艦三笠に掲げられた旗です。最後の砦という意味が込められています。本郷の手術症例は基本的に開胸、胸腔鏡、ロボット手術ということになります。基本的な適応のほかにCRTやICI治療後のsalvage surgeryの症例が全国からセカンドオピニオンで来られますので、拡大手術も多く診られます。このあたりの状況は2020年にTBSの情熱大陸で紹介されています。若手でも手術手技の習熟度が上がっていれば、こうした拡大手術もどんどん卸しています。実際に肺動脈を縫合したり、気管支を縫合したりすることは若いときには必要なことだと思いますが、実はこれらの気管支形成などは肺がん手術の1.3%程度に行われるに過ぎません。本郷では毎週のように行っていますが、一般病院では数年に1例ということになります。10年後、15年後の差は歴然としたものとなります。
7)ロボット手術は日本一
医学における最も古典的な領域である外科学ですが、近年、robotic、AR、VR、MRなどのテクノロジーの進歩の波が押し寄せています。中でもロボット支援下手術は泌尿器の領域で普及した手術であり、呼吸器外科ではまだマイノリティですが、当科はそれを日本で最も多くの症例をこなしています。素晴らしい視野でのロボット手術は胸腔の深い部分の操作などには特にうってつけです。
8)世界一の肺がんデータベース
たくさん患者さんを診ると研究テーマが多く見つかります。毎週二回行われるカンファレンスでは多くの議論がなされ、研究テーマの策定も行われています。その結果多くの医局員がたくさんの論文を書いています。たくさん論文が書ける秘密は実はデータベースにあります。実に5000例のデータベースがすでに完備しており、これによって多くの研究が可能となっています。いくら症例数が多い病院でもデータベースが虫食い状態では全く使えません。我々のデータベースは世界一だと思います。
9)Early exposure
「世界へ!」というのが我々の合い言葉です。
「順天堂大学呼吸器外科は世界一の臨床を展開し、その成果を学術報告をもって世界に流布すること」
若い医師、入局直後の2年目や3年目でも世界の学会に演題を投稿するよう推奨しています。うちの特徴はいわゆる「鞄持ち」というのがないことです。若い人が偉い人の発表について行く。。。といった古いしきたりのようなものは廃しています。
10)AI project
もともと、私たちの仕事の多くは肺がんの予後因子に関するものです。添付論文をご参照ください。中でも画像診断によるものが多くなっています。私たちの医局から世界で初めて発表された肺がんも多く存在します。それらの情報を人工知能(AI)で解析するプロジェクトが進んでいます。現在北京大学から本郷に留学生が来ており、そのDr. YanがAIのスペシャリストなのです。肺がんにおけるAIの仕事はまだほとんど行われていません。おおきなチャンスだと思います。
11)AR project
拡張現実というテクノロジーがあるでしょう。これを医療と結びつける仕事を2023年に立ち上げた順天堂大学との産学共同ベンチャー、株式会社ソラセンテスでやろうとしています。現在IPOや日米合同の臨床試験開催など目標に邁進しています。confidentialな内容なので、詳細は別途。
12)医局員の特徴
自分でいうのも何ですが、うちの医局員にいわゆる「嫌なやつ」がいません。私はこれまで多くの病院におりましたが、どこにでもいるものです。ところがうちはみんな陽性で助け合う精神を持っていて、ギスギスと競争するような面もないのが特徴です。もうすこし、ギラギラした医局員がいても良いのですが。。。
13)世界を驚かせる
大谷翔平、井上直弥、久保建英、松山英樹、このような世界をつきぬける若人は私の時代にはいませんでした。おそらくこの現象はもともと世界一のDNAをもった日本人が世界に解き放たれた、つまり世界の土壌に差別なく乗れるようになっただけのことだと思います。私が最初に外国に行ったのは1988年、防衛医大の学生5年生のときに当時のソビエト連邦モスクワへシベリア鉄道で行ったときですが、そのころ海外に渡航するなど一大事でした。そんな世界との壁がいまはない。つまり日本人にはとくに若い人たちには可能性があるということを認識しなくてはなりません。
14)“Move on forward!”
もう一つの合い言葉です。ちなみに文法的にはmove on or move forwardなのですが、あえてかぶせることでドライブをかけています。

医局員一同、見学や入局を心よりお待ちしております。

鈴木 健司
順天堂大学 呼吸器外科

入局後の研鑽

最も大切な仕事は患者さんの治療であることは当然ですが、我々に課されたミッションには、教育、研究もあります。次世代の呼吸器外科医を育成すること、特に新たな時代の指導医を育てることを使命と考えています。
以下の表は、最近10年の入局者リストです。順天堂の卒業生や研修修了者が多くを占めていることは事実ですが、他大学の卒業生や他施設で研修を行ってきた医師が集い研鑽を積んでいます。(鈴木健司教授は防衛医科大学校、高持一矢専任准教授は浜松医科大学の出身です。) また、研修修了と同時に(医師3年目で)入局することが多いですが、他施設での研鑽を経て改めて順天堂の門をたたく医師もいます。
当講座の特徴は、鈴木教授の古巣でもある国立がん研究センターでのトレーニングです。外科手術だけでなく病理学なども学ぶことで、視野の広い腫瘍外科医になって欲しいと期待しています。入局後には、学位、外科専門医、呼吸器外科専門医、等の取得を目指し、その先は後任の指導者として、順天堂大学附属病院や、他施設での勤務を行うことになります。
 
研修内容の詳細については、医局長 松永 健志(matsu812@juntendo.ac.jp)まで、お問い合わせください。

呼吸器外科入局後の研鑽
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お問い合わせ先
医局長:松永 健志
TEL:03-3813-3111(代表) 内線 5380・5381
E-mail:matsu812@juntendo.ac.jp
アクセス
〒113-8431 東京都文京区本郷3-1-3
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