座談会


現在、順天堂医院泌尿器科に勤務している後期研修医で座談会を行いました。

img_zadankai


泌尿器科の魅力

安宅:泌尿器科は、手術や検査に関しては、前立腺針生検からロボット手術など、多岐にわたる検査や手術があるのが魅力的ですよね。また、排尿障害や化学療法など内科的側面も多く、非常に幅広くカバーしている科だと思っています。

湯澤:化学療法のどちらも自分たちで全うできます。先進的な治療がいち早く導入される科でもあると思うんです。あと、これは恐らく順天堂以外でもそうでしょうが、明るい雰囲気で仕事をできることも魅力のひとつだと思っています。

池端:患者さんのQOL(生活の質)を向上させるために直接的な影響を与えることができる点も、泌尿器科の大きな魅力ですよね。

順天堂泌尿器科の特色

池端:順天堂大学泌尿器科では、各分野のスペシャリストが揃っており、それぞれの専門分野において最先端の診療を学ぶことができます。癌、尿路結石、排尿障害などに加え、腎移植、男性不妊、男性更年期障害、女性泌尿器、遺伝疾患の専門医師が在籍しています。最新の医療技術や治療法を積極的に取り入れることで、充実した教育プログラムと指導体制により、専門医としてのスキルを高める絶好の環境が整っている点もとても魅力的ですね。

三戸:若手が多い点とそれぞれに特色を持つ6附属病院がある点ですね。若手医師が多く、横の繋がりを強く感じます。病院毎に特色があり、各病院をローテーションすることによって様々な治療を学ぶことができます。

今はどんなことをしているか

湯澤:大学や別の病院での外来業務が多く、排尿障害がメインです。たびたび学会にも参加させてもらっています。また大学院の研究についても、腎移植をテーマに進めています。

田中:現在は大学院3年生であり、3D解析ソフトを用いてCT画像を解析し、排尿に関わる筋肉の研究を行っています。また、順天堂医院で男性不妊治療の手術が本格的に始動したため、上級医の指導のもと手術用顕微鏡システムを用いた技術を学んでいます。

安宅:主に、病棟業務や初診外来を担当しております。手術にも関わることができ、化学療法の患者様も病棟で担当しており、臨床面では、多くを学べることができており、充実しております。

他大学出身でも大丈夫か

安宅:自分は杏林大学出身でありますが、順天堂出身以外の医師もたくさん在籍しております。非常に外部からの受け入れ態勢が整っており、ストレスのない職場となっているのがいいですね。

湯澤:私自身は宮崎大学出身で、初期研修から順天堂大学にお世話になりました。特に他大学出身だからと区別されることはなく、ほかにも色々なところから先生が来ています。どこの出身なのかよりも、入局してから何をしているかを大切にしてもらっているように思いますよね。

田中:私は順天堂大学を卒業し順天堂静岡病院で研修しました。研修医までは順天堂出身者が多数を占めていましたが、私と同期で泌尿器科に入局した他3人は全員他大学出身でした。入局1年目の時から現在に至るまで同期とは公私共に仲良く、非常に充実した後期研修生活を共におくっています。他の先生方も他大学出身が多く出身大学が気になったことはありません。


大学病院での後期研修の意味、魅力に関して

ローテーションで順天堂分院や市中病院などいろいろな特色のある病院で働けるのがメリットです。大学病院で最先端の医療を学ぶ機会もあれば、地域に基づいた病院でも働ける機会があるため、いろいろな角度から医療を考えることが特徴的だと思います。

池端:それに加えて、最近では大学を挙げて大学発スタートアップの育成に取り組んでいます。将来起業を考えている医師にとっても、順天堂で働くことは大きなチャンスになると思いますね!


順天堂で一緒に学ぼう!

安宅:若手が最近は増えてきており、非常に活気のある医局になってきています。
私たちと切磋琢磨しながら、ともに学び、患者様により良い医療を提供していきましょう!

湯澤:そうですね。まずはぜひ見学に来て下さい。どの科に入ろうか、あるいはどの医局に入ろうか悩んでいるかとは思いますが、一度現場に足を運んで、雰囲気を感じてもらえると、魅力をお伝えできるんじゃないかと思います。