インタビュー
現役医師インタビュー
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小笠 大起(2018年入局)
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私は幼いころから漠然と医師を志しておりました。
勉強して医学部に入学し、クラブではサッカーに打ち込む中で、仲間と協力して大きな成果を出すことの喜びを知りました。
医学部卒業後は、自分の性格や特性からなんとなく外科系が良いなと考えつつも、研修医の間は何でも診られる力をつけたいと、田舎で研修医でも即戦力として扱われる順天堂静岡病院での研修を選択しました。
将来の選択科に迷う中、偶然回った泌尿器科で生体腎移植の手術に携わったことが大きな転機となりました。
移植を受ける患者さんは30代のIgA腎症の女性でした。
泌尿器科チームは素晴らしいチームワークで順調に手術を進め、ドナーのお母様からいただいた腎臓を素早くトリミングし、腎臓を待つ女性の腸骨窩に移植しました。
周術期を含む、その鮮やかな経過に魅了され、何より、自分自身で尿を作れるようになり、腎機能が改善したことに喜ぶ本人と、娘様の喜ぶ姿を見て、涙を流して感謝されるお母様の様子に、私が人生をかけてやりたかった仕事はこれだ、と確信しました。
順天堂大学泌尿器科に入局し、移植以外にも癌やロボット手術、結石、生殖、メンズヘルスなど、多岐にわたるサブスペシャリティに囲まれ充実した毎日を過ごしています。
泌尿器科3年目には移植のハイボリュームセンターに国内留学の機会もいただき、現在は順天堂医院でのすべての腎移植症例を執刀させていただいております。
まさか自分が泌尿器科医になるとは思わなかった私ですが、今となっては生まれ変わっても泌尿器科医になりたいと思うくらい、過去の自分の選択に後悔したことはありません。
是非、まずは泌尿器科を選択して研修してみてください。きっと、私と同じように心が動く瞬間に出会えると信じています。
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白川 智也(2019年入局)
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もともとは、祖父が泌尿器科の開業医をしており、幼いころから漠然と泌尿器科医という存在に憧れがありました。父は医療関係者ではありませんが、僕の進路については常に全力でサポートしてくれました。結局、高校生活が終わるまでその思いは変わらず、順天堂大学医学部に入学することができました。
泌尿器科は、外科・内科の両側面があり、多くのサブスペシャリティがあります。僕は、在学中にLOH症候群・男性更年期障害といった疾患があることを知り、男性医学の権威である堀江教授のもとで学びたいと思い、順天堂大学の泌尿器科に入局しました。入局3年目から本院のメンズヘルス外来(男性医療に特化した専門外来)を担当させていただき、微力ながらLOH症候群診療の手引きや、男性の性腺機能低下症ガイドラインの作成にも携わらせていただいております。
泌尿器科という科自体に魅力があるのはもちろんですが、順天堂では腫瘍学・腎移植・男性不妊・ADPKD・メンズヘルスなどといった外科・内科問わないサブスペシャリティを身につけることができ、どの分野でもトップランナーとなりえるのが特長です。ぜひ、順天堂泌尿器科で一緒に学びましょう。
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木村 僚喜(2019年入局)
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泌尿器科の魅力は、診断から治療まで、自分達の科であらゆる場面で完結できる点にあると思っています。外来での診察から、検査、手術、そして抗癌剤治療と、専門領域であるからこそ全てを担うことができます。
自分が泌尿器科に興味をもったきっかけは、大学時代の授業で印象に残った講義の先生の元へ実習で見学に行ったことです。
「百聞は一見に如かず」、まさにその通りだと思います。
自分は泌尿器科領域がまず好きです。そして手術が好きです。
自分は順天堂の泌尿器科に入局してから、指導医の先生方にも恵まれ、ロボット手術や腹腔鏡手術をこの専攻医の期間にも数多く経験させて頂きました。これは自分が決して優れているということではなく、それだけの指導体制が私たちの医局には備わっているということです。
「好きこそ物の上手なれ」自分の好きなことを学び実践し成長できるこの医局に入れてよかったと思っています。
女性医師インタビュー
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末次 帆奈(2023年入局)
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〇泌尿器科の魅力
若手ができる手術からロボットを使った手術まで幅広い手術があり、内科的な抗がん剤治療や薬物治療もあり、すべて自分の科でできることです。〇なぜ女性なのに泌尿器科?
性別は特に考えたことがないです。学生時代の実習や研修をしてみて一番興味を持ったので選びました。
〇順天堂の泌尿器科を選んだきっかけ
順天堂大学出身であり、順天堂浦安病院で研修したため医局の雰囲気をよく知ることができたことは大きいです。腹腔鏡、ロボット、移植と多様な手術をしており、若手の先生方が様々なジャンルで活躍されているところが魅力的でした。
〇体力的な部分で男性と比べられるか?
これまで一度もないと思っています。
〇入局してからつらかったことは?
やっぱり、最初は覚えることが多くて大変でした。ですが、先輩たちが手厚くサポートしてくれるので不思議と不安などはありませんでした。
〇泌尿器科への入局を考えている女医へ
泌尿器科の女性医師は増えているかと思います。順天堂の女性医師の多くは結婚・出産をされておりサポート体制が充実しているのだと感じます。医局の先生方への相談もしやすく雰囲気のいい科だと思います。
仕事面でも女性医師だからできないことはほとんどなく、むしろ女性の患者さんにとっては大変需要があり、大変やりがいがある科です。
ぜひ見学等で感じてみてください。
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日比 佑香(2024年入局)
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〇泌尿器科の魅力
腎臓から副腎、膀胱、男性生殖器など幅広い臓器を扱い、それらに対して内科的、外科的アプローチができる専門性の高さに魅力を感じました。〇なぜ女性なのに泌尿器科?
もともと泌尿器科に魅力を感じていたので選びましたが、排尿に関して悩んでいる患者さんは男性も女性もいるはずなので、女性泌尿器科医が少ないことは自分の需要があるはずと思ったことも決め手の1つにはなりました。
〇順天堂の泌尿器科を選んだきっかけ
卒業大学、研修先が順天堂だったことが大きいですが、若手が多く活躍していて雰囲気がよいと感じたので迷いはありませんでした。
〇体力的な部分で男性と比べられるか?
比較されることはないです。ただ、手術の際に男性と比べて非力なためうまく力が入らないことがありますが、そのときは上級医の先生が手伝ってくださっています。配慮してくださっているのを感じて大変ありがたく思っています。
〇入局してからつらかったことは?
研修医でメジャー内科や一般外科は回っていましたが、専門性の高い手技や知識が多く、慣れるのに時間がかかりました。当直も最初は不安を感じましたが、深夜も気軽に相談できる先輩たちがたくさんいるので、安心です。緊急の尿管ステント留置が必要な場合も、上級医が最短15~30分くらいで駆けつけてくれるので、心強いです。今では、程よい緊張感で当直を行えるようになりました。
〇泌尿器科への入局を考えている女医へ
手術の種類も短時間で終わる手術から腎移植などの大きな手術まで様々で、化学療法も行うので内科的診察もするため幅広い働き方ができ、今後のライフプランを考えるうえで多くのメリットがあると思います。手を動かしたいけれど、内科的なアプローチにも興味がある場合は特におすすめです。さらに、入局してから特に女性患者さんからの女性泌尿器科医の需要を実感しています。自分がさらに輝ける場所を探している方に本当におすすめです!
順天堂泌尿器科はライフプランに対して寛容な配慮をいただけ、先輩女医の方々も働き方は様々です。入局してよかったなと感じています。ぜひ一緒に働ける機会を楽しみにしています。