今回は条件付きMRI対応心臓ペースメーカについてお話しいたします。
MRI検査をご存知の方も多いと思いますが、この検査は注意点がいくつかあり、金属類や医療機器の持ち込みに制限があります。
その中の一つにペースメーカがあります。心臓の働きを助けるペースメーカは重要な医療機器ですが、MRI検査室における磁場がペースメーカの発熱や誤作動を引き起こす可能性があります。

しかし近年、「条件付きMRI対応心臓ペースメーカ」が開発され、日本では2012年に薬事承認を受け使用が開始されております。MRI検査室の磁場の強さ、撮影方法、検査部位などすべての条件が満たされれば検査ができます。一昔前まで検査ができなかったペースメーカのある患者さんにとって、検査可能になることのメリットはとても大きいのではないでしょうか。
順天堂医院ではスタッフが講習を受け、条件付きMRI対応心臓ペースメーカ植え込み後の患者さんへのMRI検査を安全に行えるようにしています。
詳しくは、MRIスタッフ、ペースメーカ外来にお問い合わせください。
MRI対応心臓ペースメーカ01
MRI対応心臓ペースメーカ02「条件付きMRI対応ぺースメーカカード」