主な対象疾患

下腿以下の足部疾患(膝を含まない)
整形外科関連 アキレス腱炎 スポーツ足変形 外反母趾 足根管症候群 足腱鞘炎 下肢足痛 偏平足 足部変形 踵骨棘 ハンマー変形 マレット変形 モートン神経腫 足神経腫 足底腱膜炎 足のガングリオン リウマチ足変形 他
形成外科関連 糖尿病性足壊疽および潰瘍 足壊疽 うっ滞性潰瘍 リンパ浮腫 下肢潰瘍 虚血性潰瘍 爪下外骨腫 足底腱膜繊維腫 再生医療 他
皮膚科関連 胼胝・鶏眼・疣贅 足皮膚乾燥 うっ滞性皮膚炎 足・爪白癬症 陥入爪 蜂窩織炎 他
循環器内科関連 閉塞性動脈硬化症 バージャー病 深部静脈血栓 下肢虚血 重症下肢虚血 他
血管外科関連 下肢静脈瘤 閉塞性動脈硬化症(バイパス術)他
※米国の足病科・足外科で取り扱う疾患をもとに記載

体外衝撃波治療

体外衝撃波治療とは

衝撃波を皮膚の上から患部に照射する治療法です。日本では足底腱膜炎だけが保険治療で認められていますが、海外では腱板炎、偽関節、腱付着部炎などの疼痛緩和、難治性潰瘍の治療、勃起不全の改善などを目的に応用されています。低侵襲で安全かつ有効な治療法として、ヨーロッパを中心に使用されています。

対象疾患

整形外科

[足 部] 足底腱膜炎、アキレス腱炎、アキレス腱付着部炎
[ 膝 ] 膝蓋腱炎
[上 肢] 石灰沈着性腱板炎・腱板炎、上腕骨外側上顆炎・内側上顆炎
[骨 折] 偽関節、疲労骨折
[その他] 早期の離断性骨軟骨炎・早期の骨壊死など

形成外科

 難治性潰瘍
 
※足底腱膜炎以外は全て保険外診療(自費)となります。

治療の特徴

■ 1回の治療時間は約10~15分です。
■ 一定期間をおき、複数回の照射を行います。

治療の流れ 

  1. 照射する部位を決めます。
  2. 低レベルから照射を開始し、反応を見ながら徐々に出力を上げていきます。
  3. 目的とする照射回数に達したら終了します。
  4. 複数回治療の場合は、次回治療まで一定期間を空けます。(治療回数は主治医に判断になります。)

治療費

  • 保険診療:3割負担15,000円(一連につき)、1割負担5,000円(一連につき)
  • 自費診療:10,000円(一回につき)
体外衝撃波治療01
体外衝撃波治療02

再生医療

足の難治性潰瘍に対して行われる再生医療とは、患者さんから採血した血液から血管内皮前駆細胞を含む単核球を取り出し、細胞の機能と数を改善するように培養し、それを患者さんの血液の流れが悪くなっている足に注射することのより血管を再生する方法です。
血管が再生されることで潰瘍へ供給される血液量が増え、潰瘍を治すことが可能となります。

再生医療01
現在はまだ保険適応の治療ではなく、臨床研究で行っています。
そのため、対象患者さんには条件があります。
詳細をお聞きになりたい場合は、医師の診察を予約する必要があります。

再生医療02
研究責任者:足の疾患センターセンター長 田中里佳

リンパ浮腫治療

丁寧な診察と血液検査、画像検査などを行い原因となる病気に合わせた治療方法を選択します。
患者さんの病態に合わせて、リンパ管吻合術も実施しています。

リンパ浮腫ケア外来(自費)

リンパドレナージや弾性ストッキング調整、リハビリなどの患者さんに合わせたケアを行っています。
 
費用
  • 初回:15,400円
  • 2回目以降:8,250円

リンパ浮腫治療

免荷療法

詳しくは免荷療法情報サイトをご覧ください。
※こちらは医療者向けの情報サイトになります

爪処置専門外来

爪切りができない、爪が厚くなって切れない、爪が変形している、巻き爪になっているなど爪に悩んでいる患者さんは多くいらっしゃいます。
しかし、わが国では爪に関する処置が保険適応となっていないため、医療機関で処置を受けることが困難です。
そこで、足の疾患センターでは爪処置の専門外来を設置し、爪に関するお困りごとに対応する体制を整えました。

爪処置費用(自費)

処置料
  • 爪切り:爪10枚 3,300円
  • 肥厚爪処置:爪1枚 1,100円
  • 巻き爪補正:爪1枚 6,600円

診察料
  • 初回:2,880円
  • 2回目以降:740円
爪処置01
爪処置02