患者さんへのご挨拶
血漿交換療法室は、部門実績のページにありますように国内でも有数の施行実績があり、各診療科とも連携して治療を行っております。より安全に血漿交換療法を施行できるよう医師、臨床工学技士、看護師管理の間で密に連携を取り合っています。
日常診療において患者様へ血漿交換療法について丁寧に説明し、理解して頂けるように努めておりますので、ご不明な点等ございましたら遠慮なくお聞き頂ければ幸いです。
血漿交換療法室スタッフ一同、患者様の病状改善のために全力でサポート致します。
室長・草生真規雄准教授
部門概要
血漿交換療法は、主に薬物療法に抵抗性のある難治性疾患に対して安全性の高い治療方法として認知されています。治療方法には、単純血漿交換療法(SFPP)、二重膜濾過血漿交換療法(DFPP)、免疫吸着療法(IAPP)、白血球除去療法(LCAP)、顆粒球除去療法(GCAP)、エンドトキシン吸着療法(PMX)などの方法があり、病態によって保険適応となる治療方法が異なります。また、難治性腹水症に対する腹水濾過濃縮再静注法(CART)も行っています
血漿交換療法とは
血液浄化療法とは、血液の有害物質を体外循環によって取り除き清浄化する治療であり、血液透析療法、血漿交換療法があります。当院では、透析療法室で血液透析療法を、血漿交換療法室で血漿交換療法を施行しています。
血漿交換療法は、専用の針を主に両肘の太めの静脈に留置し、血液を一度体の外に出し、フィルター等を通して体の中に戻します。このフィルター等によって病気の原因となる物質や細胞を取り除きます。